潜龍鍼師

WEBから鍼灸へ変えた話

慣れについて

こっちに来てからはや3ヶ月。
そんな中にも日々変化が起こっている。


<以前よくしていた思考>
①以前は朝起きて、自分は今どこにいて、
 何をしているのかと言うことを無意識のうちに確認していた。
 特にこっち来て一週間目はすごく違和感があり、
 こんな訳のわかんないとこで何をしているんだっけと。


②電車の中で黒人とかでかい外人を見ると、なんか勝手にぴりぴりしていた。
 話しかけてくんなよと、なんか話しかけられても多分わかんないし。


③何かにつけて、日本と比較してしまう。
 日本だったらこうだろうな、なんでこっちはこうなんだろうか?
 もっとこうすればいいのに。と、そういう思考を知らない間にしていた。


ところが上記のようなことが最近ふと気がつくと、全くなくなった。
慣れたと言えばそれまでなんだが。
四六時中刺激を受けていては体は持たないと言うことなんだろうか。
確かに来て一週間目はものすごく一日が長くて、そして半端なく疲れた。


2ヶ月間外国と言う経験は始めてである。
もしかして日本の中にいると、
新しい環境に順応するという経験が少ないんじゃなかろうか?


いままでの過去を振り返ると大きな節目としては、
・学校を卒業して次の学校に入学する。(小学校⇒中学校⇒高校⇒大学)
・一人暮らしを始める。
・就職する。
みたいなケースがあげられるんだろうが、
文化レベルで根底からひっくり返されることはなかなか少ない。


要するに何が言いたいかというと、人間ってものすごく適応能力があるのに、
あまり使わずに狭い範囲で収まってしまって、
使用しないまま終わっていってしまっているのではないかと言う点。


ある程度年齢は考慮する必要があるかもしれないが、
数年に一度は、自分の環境を劇的に変化させてみて、
自分の適応能力を引き出してやると、
相乗効果で自分の限界を超えやすくなるんじゃないかと思う。