潜龍鍼師

WEBから鍼灸へ変えた話

ああこれが文化の違いかと思う瞬間

なにが日本と違うかって?
それはそれは、みんなよく発言する。
発言というか、ぎゃーぎゃー言いたいこといいまくっているという感じ。
間違っていようが、あっていようがお構いなし。
自分の信ずるわが道をon my wayである。
また、どんなに間違っていても、たたかれることは少ない。


逆にいいことばっかではない。
みんな主張するということは裏を返すと、思いやりがない。
絶対他の人がナーバスになっていようが、ちょっと表情が硬くても、
そんなのかんけねーの世界である。Are you all right?で笑って終わりだ。
もっと気をつけてフォローしてあげてといっても多分無理。
そんな繊細さは持ち合わせていない。
こればっかは文化というか人間の持っている気質なんだと思う。


とにかく全員が大雑把でかつ、力強い。
だから自分たち日本人はどこに注力すべきかというと、
とにかくオーバー過ぎるほどフルアクションで大声で表現して、
やっと彼らとどっこいどっこいなんだと思う。
あとシンプルに。複雑なことは受け付けてくれない。
白か黒か?どっちよ?という世界。半分はない。


今日も新しくクラスに来た日本人の人が、どの動物が好きだ?という問いに、
これもいいけどいろんなのが見たいといいたかったらしいんだけど、
他のみんなはきょとんとしている。
要するにタイガーとかダイナソーとかシンプルな答えをみんな求める。
そうするとダイナソーは動物じゃないとか、いろんな突込みが返ってくる。


最後に、速いということにものすごくインセンティブがある。
日本人の感覚で6割満たしていれば、彼らにとってみたらほぼThat's great!なんだと思う。
その適当な品質よりもさくっとできてしまうことのほうが喜ばれるみたい。
とにかくみんなものすごいせっかち。
逆に日本はクオリティにインセンティブがあると思う。
だから、ビジネスのシーンではこの違いを理解していないと
かなり苦労すると思う。
いいもの高い品質なんか二の次でよくて、さっさとうざい仕事は終えて、
バーに飲みに行きたいんだという感じ。残業?馬鹿か!


常にシンプルに力強く、そして速く。