潜龍鍼師

WEBから鍼灸へ変えた話

ナーバスになること

こっちにいればいいことばかりではない。
過去3ヶ月間に起こった、ナーバスだったこと3つを書いてみる。

1.大家にぶちきれ

 前のうちに住んでたときの話。
 まだロンドンに来て、2週目のことだろうか、ボイラーが雨漏りで壊れた。
 そのために洗濯機が使えなくなった。ボイラーで暖めたお湯を使っているから。


 でその代わりに、ガスでお湯を沸かして、手で洗濯をしていた。
 ガスを使うと沸かすまでに時間がかかるので、湯沸しポッドも併用していたが、
 この湯沸しポッドも接続不良で壊れた。その次はガス自体が止まった。
 おそらく大家がお金を払っていないから。
 で、大家はコンビニに金を払いに行って、何とかガスが戻ってきた時の話。


 そもそも手で洗うことに抵抗はそこまでなかった。水もそんなに使わないし、
 洗剤も安いパウダータイプを少量で済むから。


 大家に鍋を使っていいかと聞いた。
 そしたら、「明日にはボイラーが直るから、その時に洗濯すればいい」と返答。
 「いや別に今洗いたいから。」と俺。


 いちいち、なんでって理由を聞かれる。それ自体は悪いことではないが、
 それに対する妥当な説明ができず理解が得られなかった。
 そんな中で、そもそも何でこんな状況が起こっているかをたどると、
 全てはおめーのせいだろうという気持ちがふつふつと沸いてきて、
 気がついたときには熱くヒートUPしていた。
 「そんなに大声出して怒らないでよ。calm down,calm down」
 この時、いかに言語の壁と言うのを感じたことか。


 前に見たMOVIEを思い出した。少しの意思疎通の齟齬が事件を引き起こしてしまうと言う内容。
 summary
 

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2.表情は物語る

 銀行で口座作ろうとしたときの話。
 店員が早口でまくし立てるから、何回も聞きなおした。
 さすがにこう重要なものだと、適当に受け流せない。
 店員の顔の眉間にしわが寄り、時折仲間に助けを求めるかのような視線を送っている。
 言葉の上ではたいしたことないかもしれないが、
 この仕草から受ける印象にすごく打ちのめされる。心情が外へ滲み出ているから。 


 こっちの人は表情に遠慮がない。
 相手のことを考えて、表情などを控えるという面倒なことしない。
 わからないことを言うとあからさまに怪訝な表情をする。
 顔に書いてある。
 "てめーの言っていることはようわからん。"
 "ぶっちゃけ、興味ないんだよねー"
 日本人の感覚からするとかなりショックではある。


3.スピーチテストで凹む

 2ヶ月に一度テストがある。これはグラマーとリーディングとスピーキングがあってそのうちの一つ。
 お題は「熱中することについて述べよ。」


 試しにプログラミングとか?って聞いてみたら、
 先生がいやいやそんな仕事ではなくて人生の長い時間を使う、
 もっと重要なものって言いやがった。かなりむかついたから反論した。
 「いや、プログラミングは自分の趣味と仕事を兼ね備えた人生の大部分を占めるものだ。」
 まあスキルがあるかどうかはこのさい横に置いといて。とりあえず大げさに。


 欧米人の感覚ってやっぱ今でもこうなんだろうか。
 仕事は生きるために仕方なくやっている作業。
 楽に金がもうかりゃそれに越したことはないと。


 で本題の自分の番が来て、話してみたがやっぱ難しい。
 そもそも日本語でもスピーチなんてこれっぽっちも得意ではない。
 愕然とするのは、みんなの反応が余りにどうでもよさげで全く聞いてない。
 確かに英語のスキル不足は認める。その他にも、話の順序とか、相手の気を引く表現だとか。
 また内容がカイトのことだったんで、普段使わない単語が要求された。
 カイトの記事とかあんまし英語で読んでないからボキャブラリーがない。
 そもそも知っていたとしても、他のみんなが理解できるかも怪しい。 


 この日は、家に帰ってすぐに寝た。というか今日。