潜龍鍼師

WEBから鍼灸へ変えた話

金縛り

よく前はあった。疲れているときに多かった記憶がある。
これってなんだろうかと確かに最初は思った。
なんか周りが見えているような感じではある。


少しそら恐ろしくもあった。自分の体がいうことを聞かないから。
でも別に誰かに押さえつけられているとか、
そういう別の意図は特に感じなかった。
単純に動かない。


で数回経験すると、必死にもがくようになる。
であるときその呪縛から外れることができた。
全身全霊をこめて体ごとひっくり返すような勢いで戻って来いと念ずると、
目が覚めた。
でよく覚えているのが、体が動かなかったとき見えていると思っていた情景と、
実際に目が覚めて見えた視界が食い違う。


縛られているときに見る情景はだいたい、
普段立ったり座ったりしているときに目にしているように横方向にものが見える。
しかし、実際に目覚めたときに見るものは天井。


体が動かないのに視界が横方向に見えるはずがない。
金縛り状態では、おそらく夢のような延長上で頭が見せていると思われる。
で妙なことに、この状況だと何で夢と違って自分をはっきりと意識できるか?
おそらくこれが植物状態、あるいはそれに近しき状態なんだと思う。
頭は覚醒していて、自分を認識できるのに、筋肉は一ミリも動かせない状況。


でもおそらく多くの人は朝になればちゃんとこっちに返ってきて、目覚めると思う。
中には事故や病気でもどって来れない人もいる。
何の違いでこうも天と地を分けるか?
どうやら意識についてはいまだよく解明されていないようだ。


でも興味深いのは強く思うと案外戻ってこれて、
強い思いがないとずっとそのままを維持してしまう可能性があるとこ。
そんな考えってドラマの見すぎだろうか。


ちなみに世の中には、ごくまれにこんな人もいる
植物人間が19年ぶりに目覚める
2年ぶりに目覚めた浦島太郎
睡眠薬で意識が回復


あと、霊とかに関する自分の持論があるんだけど、それについては、
おいおいまた書こうかなと。