愚痴?反省?
なんとも歯がゆい事はいつだって起きる。
おそらくこれが人生なんだと思っている。
しかし起こってしまったからには今後二度と同じ事をしない、つもり。
ここ一年でぱっと思いつくこと。
罰金2件
電車のオーバーライド(£30)Thronton Heath
去年の12月、住んでいる家を替えるために今の家を訪問した。
その際に駅のゾーンがわからなかった。
ゾーンとは、各地域を大きなゾーンに分類して、料金を決めるシステムのこと。
一つのゾーン内で移動すれば安いがゾーンをまたげば高くつく。
この時は自分が持っていたのはゾーン1から3までの定期だったから、
日本みたく後から乗り越しできるだろうと思い込んでいた。
たまたまその駅に降り立った時に、係員が抜き打ちのチェックしていた。
そしていわれたのは「£30よこせ」。はあー???何やねんその額は?なめとんのかい。
訳もわからず金を出した。後からわかったんだけどゾーンをオーバーして乗っていたらしい。
この駅はゾーン4だった。
不運にも乗り越しという制度はなく、乗り越した時点でタダ乗り罪とみなされ即罰金だったということ。
ホントこの国のやりそうなことだ。
むずかしい乗り越し清算なんて作れないから、罰金刑にして封じ込めてしまう。
でもこの抜き打ちチェックは、どうやら3ヶ月に一度ぐらいしかしていなかったことが後からわかり、
この時は相当不運だったようだ。
そもそも鉄道の係員が怠けすぎなんじゃー。チェックするなら常にチェックしろよ。
17時過ぎると駅員は誰もおらんくなるし。
ちなみにこの罰金は現在£50に引き上げられている。どんだけみんなただ乗りしているんだか。。。
駐禁(£35)Oxford
たまたま町の中心に車を止めて、駐車の切符を買って社内に置いておくことを忘れた。
1時間後にはガッツし、違反の黄色いステッカーみたいなのが置かれていた。
当然といえば当然だが。こういうとこだけは仕事が早い。
ここからが日本とちょっと違う。一週間以内に罰金を払えば、ディスカウントされて半額の£35。
それ以降だと正規の£70。こんな罰金ですらお得感を出して人を動かそうというのがまたケチだ。
浪費
チャリのタイヤ3本(£45)
ロンドンの道は悪路だ。
自分の持っていたタイヤはタイヤとチューブが一体化されている、
競技用のチューブラーと呼ばれているタイプのものだ。
日本でも珍しいが、こっちでは輪をかけて珍しい。たまに人から声をかけられるぐらい。
そしてメンテナンス性の悪い事に、一度パンクするとタイヤ全体交換するしかなく、
そのコストたるや安いタイヤでも£15からだ。
そして交換の手間がまたかかる。パンクしたタイヤをリムから引き剥がし、
リムに新たにセメントをのっけて、少し乾いたら新しいタイヤを装着する訳だけど、これもかなり面倒。
ほとんど職人技。雨が降っていたら、こんな作業は無理。
また、チューブラーのタイヤは普通の店には置いてなくて、ロード専門店にしかない。
ちょうどパンクしたフロントタイヤを変えて一週間以内に再度パンク。
直した次の日にはリヤがだめになって、交換した次の日にはフロントが再度パンクした。
タイヤのパンクも多くのケースがいきなり破裂というのではなく、
大体がガラスのチップを拾って空気が漏れる。
漏れ出すと大体数十分おきにポンプで空気を入れる必要がある。
それよりもっと進行してきて空気が入らなくなった時点でOUT=>タイヤ交換という構図。
タイヤの空気ももれもれ、雨も降ってきた、膝も痛いといった状況下では本当に叫びたくなる。
まあ、要するにロンドンの町ではガラスがあちこちに落ちていて、
チューブラーでは対処できないということがわかった。
最終的にここロンドンでチューブラーを維持することは断念して、
みんなが乗っているクリンチャー(WO)方式にリムを含めて総入れ替えした。
これもかなりの金額が飛んでいった(£130ほど)。
まあ、膝のリハビリもあるし、交通費が無料というメリットもある。
あとは混雑した電車・バスに乗って豚インフルになりたくないとか。
レンタカーの延滞料金(£50)
人をヒースローに送っていって帰ってくるときにM25で渋滞に巻き込まれた。
車をレンタカー屋に返すために、一時間でCroydonに帰って来るのは距離的にはまあ難しくないが、
案の定、夕方のラッシュに巻き込まれて身動きが取れなくなった。
そしてさらにGPSを持っていない。レンタカーやが貸し出していなかった。
日本じゃ全くありえないけど、ここはUK。
ナビしてくれる人もいないし、でかい主要道が渋滞で使えない。
まったく方向を失った自分はレンタカーやに電話をかけて、
明日の朝持っていくとなんとか伝えた後、2時間かけて自分の家までなんとかたどり着いた。
マジでロンドンで車に乗るということは日本なんかより遥かにむずい。
基本的に標識の地名なんかさっぱりわからんし、信号は少なく基本的にロータリーが多い。
そうなると自然と一方通行が多くなり、いつどのレーンに行けばどの方向に曲がっていくのかすら、
さっぱりわからん。
イメージとしては、首都高速の出入り口やジャンクションを複雑にした感じ。
そんな道をGPSなし、ナビしてくれる人なし、比較的簡単であるはずの主要道すら使えずの状況では、
まあ何もできずにただボーぜんと時間だけが過ぎていった。
翌日レンタカーやに車返したらガッツし金ぼられた。まじ罰金なみ。
インドからの航空券(去年の夏)
もともと滞在期間は3週間の予定だったが、2週間たった時点でどうしても日本に帰りたくなった。
これは今思うと6感みたいなものが働いていたのかも知れない。
日本に帰ってきて次の日に赤痢を発病した。
このときの帰りのチケットは7万円ぐらいはした。高い授業料だった。
それに続くイギリスの航空券はさらに高くついた。
というのもインドから帰ってきて赤痢になって、いつイギリスへ出発できるかが不透明になった。
なんとか2週間遅れで行けそうになり、その時点で航空券をとったが、片道で10万円ぐらいした。
一年オープンとか格安航空券の帰りを捨てるとかそういった芸当は当然できなかった。
こういうアクシデントは本当に経験としか言いようがない。
これから一つ学んだことは、保険様様だということ。当然全額治療費は帰ってきた。
疫病は日本に帰ってきて発病しても、3日以内なら保険適応可能ということも新たに知ったし。
その他の人の例
人によっては、自分の部屋にお金を置いておいたら、誰かに盗まれたという人もいる。
また、他の人は同居人に金を貸して、戻ってこない人もいる。
一緒に住んでいるなら話し合えばいいでしょと思うが、
すでに一言も口を聞かない状況に陥っているらしい。
これらのケースは何百ポンドというでかい単位だ。
日本ではありえないことが実際に起きている。
高い高い授業料だなーと常々思う最近である。