潜龍鍼師

WEBから鍼灸へ変えた話

引越し後

引っ越してから3週間ぐらいになった。


新しいうちはまあ都心にあって、
いわゆる渋谷みたいな中心地(oxford st)までチャリで15分と近い。
でも都心といっても、日本の方が圧倒的に物量とか人とか規模が凌駕していると思う。


このうちは前のうちと違ってワンフロア4部屋と台所。
前のうちと比べると、だいぶ差がある。まあ都心だから仕方ないんだけど。
でも人数は前のうちと同じ7人。密度がかなり高く感じる。


ポーランドカップル。
カザフスタンの全然似てない双子
スウェーデン人とモーリシャス人の夫婦。
スウェーデンといっても長く住んでいただけで、もとはスリランカ人。
なので肌は黒い。なんともばらばら。
そして、みんな話せる言語は3つが基本っぽい。
母国語。自国に公用語が存在する国がある。世界共通語としての英語。
日本のように、自分の国が単一の言語の方が少ないようだ。
カザフスタン公用語はロシア語。カザフスタン語は別に存在する。
別に知っているリトアニア人もやっぱロシア語が話せる。
歴史的背景からしてもソ連だかロシアの影響はでかいんだろう。
だからその彼女らに聞いてみた、二人はいつも何語でやり取りしているの?
ロシア語らしい。忘れてしまうからだってさ。

みんなの英語の発音が超適当

もう、自分の国のアクセント丸出し。
まあ伝わればなんでもいいんだけどね。
何年いてもアクセントは変わらないものなんだろうなと思った。
別にブリティッシュアクセントがよいというわけではないが、
なるべく聞き取りやすいアクセントで話した方が、相手に理解されやすいと思う。
聞き取りやすいアクセントってなんだろうね。よくわからんが。


だから、自分はできるだけ、この人の話し方かっこえーなと、
思う人を真似ようとしてはみる。
今のとこ誰かと言うと、Jason Statham(トランスポーターの主人公)とか。
ま、難しいね。でも目指すのは勝手。

みんな金のために来ているし、仕事を探している

自分の国ではいい条件の職が少ないし、そもそも金額の桁が全く違う。
そりゃ自然と体が動くわな。
彼らからすれば、バカ高い学費のリターンとして、高い給料を得る。
逆に先進国出身だと低い学費のリターンとして、低い給料を得る。
まあイギリスより物価の高い国なんて世界にそんなにないだろうけど。
でもロンドンに比べ、東京の家賃は高いと思う。
それだけきれいな家に住んでいるというのもある。


多くの人は物価の安い国から来ている。
そんな中でも留まりたいと考えている人も結構いる。
考えても見て欲しい。自分の国で働いて500万ぐらいだったのが、他の国に行ったら、
ウン千万の価値とかそういうことが起こりうる。そりゃ目の色が変わるわな。
こういう点で日本から来る人と圧倒的に条件や意欲が異なると思う。


留まるためには、会社に就職してワークパーミットをもらう必要がある。
そのためには、大体が大学へ2年ぐらい行っていたりする。
卒業証明をもらい、それを証明として会社に就職するというのが普通みたい。
自分の知り合いでも英語学校を終えて、大学に行く人もいる。
みんな大体20代前半から真ん中が多い。
ちょうど遊びつつ適度に勉強しながら、英語をインプットしていくという具合。


大家は多分インド人

金持ちでレクサスを乗りこなしている。
契約の為に彼女のうちに行ったが、それはそれはでかくてきれいなお屋敷だった。
場所も高級住宅街にあって、リージェント運河沿いのとこ。
玄関で靴を脱いだ。こういうのはアジアで共通。
家の中に土足を持ち込まないのは、家をクリーンにする知恵だと思う。
何気なくやっている日本の文化をこういうとこで認識する。


2009/10/6追記
大家はアフリカ出身だった。。。
マラウィだって、全然かすりもしてない。大陸違うし。
だんなさんはイギリス人っぽかった。
マラウィってこんな国みたい。

環境を変えると見えてくることがいろいろある

いかに前のうちが親しみやすくて、居心地がよかったのかを。
いろんな日曜大工道具はそろっていて、広い台所だって使い放題。
家は一階から3階まであってそれぞれの部屋は広い。
デービットは昼間もうちにいて、時間があればとっ捕まえて話した。
キャロルはテニスコートに連れていてくれて、タダでテニスさせてくれる。
たまには飯を食わせてくれる。
大体はベークドポテトかチキンの丸焼きだったけど。
WEBを作る際は、キャロルと何回か打ち合わせたけど、いい英語の勉強になった。
何せ自分が伝えたいことはあるのに、なんて表現すればいいのかわからんし、
でも伝えんと前に進めないという状況があった。
そんなときは、紙に図を書くことが一番解決しやすいと思った。


デービッドが毎日台所を掃除していたのも今となっては、ありがたいと後々からわかる。
こっちに移ってから、掃除は毎週持ち回りで回ってくる。
ということは一週間に一度しか掃除されないわけだけど、
まあ前に比べたら汚い。流しとかもつまりがちだから、排水溝を空けて掃除したら、
まあヘドロの真っ黒なのがたまっているわけよ。だから一日かけてじっくりと掃除した。
ま、自分のうちは自分たちでやると言うのは当たり前のことなんだけどね。


掃除をしても、大家がやってきて、何この汚いうちは!」
って文句言い出して、モップがけをさせられる始末。
なんだそりゃ。。。


みんな大家はクレイジーだって口々になじっている。(大家が帰った後で)


最近はそんな感じ。
こっちにいるのはあと3ヶ月ぐらいだけど、
何かしら拾えるものは拾っておきたいかな。